高反発マットレスの使い方「ベッドの上での使い方」

床や畳では湿気やカビが気になる高反発マットレスは、ベッドの上で使うのがお勧めです。

ただし、ベッドの上であっても使い方を誤れば、高反発マットレス本来の効果を期待することは出来ません。

ここでは、高反発マットレスをベッドの上で使う場合のマットレスの選び方、そして使い方に関わるよくある質問の答えをまとめます。

ベッドの上で使う高反発マットレスは、「厚さ8㎝以上」が◎

まずはベッドの上で使う高反発マットレスの選び方ですが、「厚さのあるタイプを単独で使う」のがお勧めです。

ひと口に「高反発マットレス」といってもその種類は様々で、中には布団感覚で使える薄手のものがリーズナブルに売られていたりしますが、これはあくまで床や畳の上で布団の様に敷いて寝る場合に適しています。

ベッドの上に直接置く高反発マットレスは、ベッドフレームにそのまま置ける厚さであることが理想です。

  1. 「なぜ、ベッドの上では厚い高反発マットレスが良いのか」
  2. 「薄手のマットレスでも、上から布団を敷けば問題ないのではないか?」
  3. 「既に持っているベッドマットレスの上に高反発マットレスを置いたらどうか?」

と思われる方も多いのではないでしょうか?ここからは、ベッドの上で高反発マットレスを使う際の、気になるポイントについて解説していきましょう!

高反発マットレスをベッドの上に使う場合、上に布団を敷くべき?

まずは「高反発マットレスの上に布団を敷く」という使い方ですが、これでは高反発マットレスの効果を得ることができなくなってしまいます。

高反発マットレスの特徴は、「適度な反発」と「理想的な体圧分散」にあります。

木下先生
もしも、マットレスと身体の間に布団を挟んだとすれば、まず布団の柔らかさで身体が沈み込んでしまうことになり、高反発や体圧分散を実感できなくなってしまうのです。※理学療法士の見解です

ただし、直接マットレスに身体をつけるとなると「汚れ」や「汗」が気になるでしょうから、シーツや敷きパッドなどを挟むことができます。高反発マットレスの効果を邪魔しない程度の、薄手の素材であれば何ら問題なし、ということです。

高反発マットレスは、今使っているベッドマットレスの上に置いて良い?

今お使いのベッドにマットレスが付いている場合、「この上に高反発マットレスを置けばよい」と考える方も少なくありません。

前項で触れたとおり、身体とマットレスの間に厚手のものが挟まると良くないことは、皆さん何となくイメージできるでしょう。ところが、高反発マットレスの下の話となれば、さほど問題ないようにも思えます。

確かに、8㎝以上のしっかり厚みのある高反発マットレスを使用する場合には、底面の硬さや柔らかさに大きな影響を受けることはありません。

木谷先生
ただし、比較的薄手のタイプの高反発マットレスを使用する場合には、下に敷いたマットレスの状態によっては、身体とベッドマットレスとの間に挟まれた高反発マットレス自体にへたりが生じたり、身体が沈み込みやすくなったりといった問題が生じることがあるようです。※柔道整復師の見解です

また、通気性が悪くなることによる湿気や汗による雑菌、カビの繁殖も気になります。

ベッドの上で高反発マットレスを使う際のポイントは2つ、

  1. 厚みのあるタイプを単独で使う
  2. 高反発マットレスの上下に布団やマットレスを敷かない

ことです。高反発マットレスの効果を高めるためにも、ぜひ気を付けてみてください。

免責事項
このサイトは、腰対策マットレスに関する情報提供を目的としております。
■ このサイトに記載している内容は、医学的な研究による根拠や証拠に基づいて掲載されていますが、すべての腰対策マットレスについて効果を保証するものではありません。
■ またこちらに記載している運動やストレッチ、食事等を参考にしたことで、万一いかなる損害が生じた場合においても、当サイトはその結果に責任を負うものではありません。

関連記事

  1. マットレスの上に敷くマットレスとは?

  2. 高反発マットレスの使い方「床に直置きはOK?」

  3. 高反発マットレスの使い方「マットレスの上にはシーツでOK?」

  4. 高反発マットレスの敷布団とは?

  5. 高反発マットレスの使い方「畳の上で使う時の注意点」