高反発マットレスの選び方のポイント

高反発マットレスの選び方のポイント

これまでの解説から、高反発マットレスの選び方として「こんな基準で見るのが良いんだろうな」という基準が、皆さんの中におぼろげながらにも見えてきたことと思います。

身体の状態を整えるための重要な位置づけとなる高反発マットレス選びが、上手くいきそうでしょうか?

このページでは今一度、高反発マットレスの正しい選び方を整理しておきましょう。

高反発マットレス選び方のポイント「素材」

高反発マットレスは、「素材」によって反発の高さ(つまり硬さ)や寝心地が大きく異なります。

反発の高さの目安はざっくり「コイル>ウレタン、樹脂」と把握することができ、どれを選ぶかは体重や身体の状態、好みに応じて変わります。

木下先生
一般的には、体重の軽い人や深刻な肩・腰にお悩みの方ほど、反発が高くなく適度に身体へのフィット感のあるものがお勧めとされています。反対に、体重のある方であれば、コイル系の反発の高いものを選ぶと、高反発マットレスならではの使用感が得られやすくなります。※理学療法士の見解です

お手入れ面では、丸洗い可能で優れた通気性が特徴の「樹脂」が人気です。一方、熱や湿気のこもりやすいウレタンは、「こまめな陰干し」によって清潔を保つよう心かげなければなりません。

マットレスは、家庭内においてカビやダニの温床となりがちな場所といえますから、機能性と共に、衛生面についても配慮する必要があります。

高反発マットレス選び方のポイント「密度」

高反発マットレスというと、ニュートン数を指標とする「反発の高さ」にばかり目が行きがちですが、寝具選びで重視すべき耐久性を考慮すると、「密度」に注目することも大切です。

重要

密度とは文字通り、“粗密の度合い”を意味し、密度が高ければ素材がギュッと詰まっている状態、低ければ中身がスカスカな状態であることを表します。「密度の高いもの」であればそれだけへたりにくく、優れた耐久性が期待できます。

ウレタンマットレスの場合、多くの商品が「重量kg÷(横幅×縦幅×高さm)」から求めた値(単位は「D」)を密度の基準として明記しています。

西澤先生
高反発マットレスの選び方のポイントとしては、「密度30D以上のものを選ぶこと」が重要です。このレベルのマットレスであれば、十分な耐久性と沈み込みにくさを兼ね備えているといえます。※整体師の見解です

この指標については、第三者機関検査の証明書の添付のあるものが安心です。

高反発マットレス選び方のポイント「厚さ」

高反発マットレスを選ぶ際には、素材感や硬さ、密度の他に、「厚さ」もまた大切な観点です。適度な厚さがなければ、経年劣化による耐久性や体圧分散への影響が早期に及ぶようになってしまいます。

林先生
最低でも厚さ5㎝以上、できれば8~10㎝のものを選ぶのが得策です。※理学療法士の見解です

通常、高反発マットレスの厚さは「値段」に比例するものです。よって、購入の際には値段との兼ね合いを考える必要があります。

また、厚さがあっても中身がスカスカであれば思うような効果を期待することはできませんから、厚さと同時に必ず「密度」にも注目しておくことが大切です。

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