高反発マットレスの種類「ウレタン」

高反発マットレスの種類「ウレタン」

ひと口に「高反発マットレス」といっても、実はいくつか種類があることをご存知でしょうか?

ポイント

高反発マットレスの種類の違いは主に“素材”に応じたものであり、それぞれに特徴があります。

このページでは、ウレタン素材の高反発マットレスについて解説することにしましょう。

高反発マットレスの種類「ウレタン」とは?

奥山さん
一見するとスポンジのような見かけのウレタン素材は、ポリウレタンを原料とする多孔性の合成ゴム(ポリウレタン)のこと。寝具の他、断熱材や吸音材として幅広く用いられています。

ところで「ウレタン」というと、高反発マットレスの種類としては意外に感じられる方も多いかもしれません。それもそのはずで、一般的に柔軟性の高いイメージのあるウレタンは、主に低反発マットレスの素材として考えられています。ところが、ウレタンにも様々種類があり、中には高反発のタイプのものもあるのです。

高反発マットレスの種類として、「ウレタン」ってどうなの?

ウレタン素材の高反発マットレスは、寝姿勢を正しく保つだけの硬さがある一方で、硬すぎないために、初めて高反発マットレスを使う人にはおすすめといえるでしょう。

川田先生
体圧分散してくれて、なおかつ自然な寝返りを妨げないので、他の素材の高反発マットレスを比較すれば使いやすさがあります。※柔道整復師の見解です

一方で、ウレタンフォーム全般に共通する

  1. 吸湿性が高く、通気性が悪い
  2. 夏は柔らかくなり、冬は硬くなる等、状態が気温に左右されやすい
  3. 夏は暑く感じられる

といったデメリットには注意が必要です。また、高反発ウレタン素材を用いた高反発マットレスは、比較的価格が高いこともネックになりそうです。

ところで、ウレタン素材というと、へたりや変形を懸念する方も多いかもしれません。しかしながら、高反発ウレタンフォームは直射日光や風雨にさらされることがなければ、長期間にわたってその品質が保持されます。

高反発ウレタンの耐久性の高さを測る指標は、「密度」です。密度が高ければ高いほど耐久性に優れていますが、その分価格が高くなります。

西澤先生
価格と寿命のバランスを考慮すると、一般家庭用の高反発マットレスとしては、30D前後の密度のものを選ぶのが妥当といえます。※整体師の見解です

高反発マットレスの種類の中で「ウレタン」を選ぶべき人は?

数ある高反発マットレスの種類の中でも、ウレタン素材のものがおすすめなのは、「硬すぎるマットレスが苦手」で、なおかつ腰への負担に悩まされていたり、朝まで快適に眠れなかったりする方です。

低反発マットレスでは不都合があるけれど、反発が強過ぎるものでは落ち着かない、もしくは身体に合わない方は、まずウレタンを用いた高反発マットレスの種類の中から選ぶのが得策といえそうです。

木下先生
前項の通り、高反発ウレタンは素材の密度によって耐久性が異なり、また、硬さや柔らかさの指標となるニュートン数に応じて寝心地に違いが生じるので、よく吟味する必要があります。※理学療法士の見解です

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